心が喜ぶこと

辛いことはたくさんある。その分楽しいこともたくさんあるといいなと思う。

声を出して笑い合える仲間や家族がいる幸せをしみじみ感じた週末だった。

仕事で金沢前泊。

仲間と落ち合い、居酒屋で飲み、カフェでゲラゲラ笑いこけた。

生まれてはじめて、岩がきを知り、生牡蠣だったが、勇気を出して友達と半分こして食べた。

こんな幸せ、生きているからこその時間。

私たちは、生きている。

もっと、もっと、心が喜ぶことをいっぱいしたいとおもった。

 

 

不思議なガンの専門家たち

私のまわりには、心優しいガンの専門家がたくさんいる。

みんないい人だ。とても優しい。

彼らと話していると、ある共通点を感じる。

がんに優しいというか、がんのことを身内のように話す。

たとえば、

乳ガンになったんです。1年前に手術しましたというと、Uさんは観音様のような優しい笑顔で、

ご迷惑をおかけしています。

といった。

Hさんに、乳ガンは2つあり、半年前に4ミリが17ミリになっていたと話すと、

あら、がんちゃん育っちゃってたのね。

と、まるでかわいこちゃんのようにいった。

主治医の先生は、私が化学療法室に行く前にいつも

よろしくお願いします。

と診察室から送り出してくれる。

ガンが身近なものだからかな?

いつか、思いきって、ご本人たちに聞いてみたいとも思うが、まだまだ、その勇気がない。

 

 

毒を以て毒を制すを体感

毒を以て毒を制すだった。

昨日のミーティング、バトルがスゴく、それを観戦状態の私たち。

とってもこわかったけど、なぜか、それを見ていたら、私の中に住み着いていた、おっそろしいモンスターへの恐れが、消えていった。

と、共に、

毒を以て毒を制す?

こういうことかしら?と思った。

以来、私の心は軽くなった。

何よりだ。

他部門の同僚に『毒を以て毒を制す体験』ミーティングに出席したと話してみた。 

すると、

和を以て貴しとなす

とならないのか?と瞬時に返信。

聖徳太子17条憲法だ。

みんな、自分の主張が一番と思っている。

なかなか難しい。きっと、押し通せた成功体験があるからだろう。

ん?

毒を以て毒を制す

って?

私が受けた化学療法も毒を以て毒を制す治療だった。

肝機能の値が600を越え、薬物性肝障害。

なんと、私はこれまでから毒に助けられていた。

これを読んだ次女、

インフルの予防接種も同じ理屈か!

と呟いた。ま、そうかな。

 

 

 

 

 

仲間がいるから頑張ろうと思う

悩みはつきず。

今日は梅雨入り1日目。

車に乗り込む瞬間、不思議と

『これくらいの曇り感もいいな…。』

そんなふうに思えた。

仲間がいるから頑張れる、そんな気がする。

耐えがたきを耐え、
忍びがたきを忍び。

昨日同僚がそうやって励ましてくれた。

彼は最後に言った。

必ず復興すると。

仲間がいるから頑張ろうと思えた。

無理せずに。

前を向こう。

でも、無理だったら、殻にこもる。

そんな自分も許してあげたい。

 

 

がんサバイバーのチャレンジ① :時間内に成果を出す

昨夜、TVer(ティーバー)で『わたし、定時で帰ります』の最終回、とばしとばし見た。

吉高由里子がいった。

時間内に成果を出す

ス~っと心にしみわたった。

池に小石が投げ込まれた後の水面に何重もの輪ができるような感じだ。

これはなかなか難しいチャレンジでもあるというような語りもあった。

ガンを告知されるまでは、その日の仕事終わりは、

『ここまでできたら、これができたら帰ろう』

と退社時間をきめていた。

もちろん、遅くなり、目標まで到達せず後ろ髪を引かれるようにかえっていった日もあったなぁ。

ガンになってからは、仕事量より、

『○時になったら帰ろう』

とした。体のためだと思っていた。

なぜ、吉高由里子のセリフにハッとしたのか、考えてみた。

これまで、仕事量や時間にとらわれていたと気づいた。

時間内に成果を出す

というのは、仕事のクオリティと時間の両方を満たしている。

がんになって気づけた。

がんサバイバー、働き方改革の信念としたいとおもった。

今日は4ヶ月間あたためてきたプロジェクトの書類発送と外回り。

頑張っていこうー!

 

 

 

がんサバイバーの気づき①相手は自分自身だった

昨日は夜中に1度も目が覚めなかった。

爽やかな気持ちで目が覚めた。

少し、心配事の重みがましになったからだろう。

ブログをかきはじめて明日で2週間となる。

よく出てくるのが自分。

自分軸や自分自身。

そして、昨日は不思議な体験をした。

私が怖がっていた相手は、自分だということに気がついた。 

正確には思いついたという感じ。

怖いのは、相手や状態ではなく、

自分自身がこの状況に耐えられるかどうかだった。そう考えたとき、

新たな気づきが生まれた

自分なら怖くない

よく知っているもの、自分のこと。

なぜか安心できた。

今日は私が一番好きな仕事にいく。

3週間ぶりだ。

楽しんでいろんな出会いを楽しもうと思う。

 

 

 

がんサバイバーの日常③:レジリエンスと気分転換

自分ではどうにもならないことがある。

辛くてやりきれないときこそ、気分転換‼

気分転換をしたら

レジリエントな人でありたいと気がつけた。

困難な状況を吸収し、

しなやかに適応、

更なる飛躍をしていける人

私は、自分自身を、そう歩んでいける人だと信じている。

昨日の夕方までグダグダ落ち込んでいたが、昨夜のフェスティバルホール石川さゆりさんのコンサート後半戦から、立ち直れてきた。

私はコンサートの途中から石川さゆりさんを『さゆりちゃん』と呼び出した。

締めの曲、天城越えは圧巻だった。

やはり、一流に出会うことが大事。

そういえば、親友が大昔に、一流になろうとこえをかけてくれたことがあった。

さゆりちゃんのコンサート中に気がついたこと、それは、

自分に負けないこと

だった。

一緒にさゆりちゃんのコンサートにいったお姉ちゃんも、さゆりちゃんファンとなった。

二人でまたさゆりちゃんのコンサートにいこうと約束した。

お姉ちゃんを自宅に送り届ける車中、

後部座席の次女18歳がいった。

わたしもいく!と。

次回のさゆりちゃんコンサート珍道中はもっと楽しそうだ。

あれ?

逆境のなかで苦しみながら行ったコンサート。

いつのまにか楽しみのひとつを産み出した。

これもレジリエンス

レジリエントな人に一歩近づいたかも。